コロナ禍の新しい旅行スタイルとしてオンラインツアーが注目されてから、1年が経ちました。工夫を凝らし、豊かなアイデアから生まれたオンラインツアーには、たとえコロナ禍ではない平常時であったとしても、大変魅力的な商品が多く存在します。
オンラインツアーは企画を形に変えて、集客を行うスピードがとても大切です。
Nutmegの機能を使えばオンラインツアーもあっという間に作成ができます。
当記事では、Nutmegを使ったオンラインツアーの作成方法にフォーカスを置いてご紹介します。
Nutmeg登録から始めよう
当記事はNutmegのサービスに登録していることを前提に、予約ページ完成までのノウハウをお伝えします。Nutmegの登録がまだ完了していない方はこちらのページから登録をお済ませください。
登録したばかりでは「ベーシックプラン(無料プラン)」になっているため、オンラインツアーの作成には一切の費用はかかりませんのでご安心ください。
なお、ドメインは後から変更ができないので慎重にご検討ください!
オンラインツアー作成に必要な要素(必須設定)
ここからは、Nutmegにご登録いただいてることを前提にして、オンラインツアーの作成方法をご紹介します。
作り始める前に、以下必要項目を検討し、入力できる状態にしておきましょう。
商品タイトルはSEOを意識しよう
商品タイトルはSEO効果が最も得られる場所です。キャッチーなフレーズで目を引かせることも大事ですが、広く大衆を集客できるようにSEOキーワードも含めることを忘れずに!
以下デモ商品の例では、「自宅からダイビング」というキャッチフレーズと、「海洋公園ポイント」といったSEOキーワードを組み合わせたタイトルです。
紹介文もSEO効果が得られます
紹介文はタイトルに次いでSEO効果が得られる箇所のため、力を入れたい項目です。
文章は長くする必要はありません。細かい内容はスケジュール欄で見せるからです。
大切なことはSEOキーワードを意識する、ツアー内容を要約して120文字程度にまとめる、この2点です。
サンプル写真はダメ
写真にサンプル画面や特典のプレゼント写真を載せるだけでは、オンラインツアー自体がどういったものか分からず、予約に至りません。
できるだけ実際の画面のキャプチャー、中継している現場側の写真、お土産であれば生産者の拘りが伝わる写真を準備して掲載すると予約率が大きく向上します。
価格がグループ共通設定がおすすめ
オンラインツアーでは、画面をTVに映して家族で見るといった楽しみ方も一般的ですので、1名あたりいくらといった料金形態はあまり適していません。
何名でも1グループでいくらとする方が利用形態とマッチするためおすすめです。※もちろん1名あがりで価格設定がしたい場合には、無理にグループ料金にする必要はありません。
予約期限とキャンセルポリシーの設定
オンラインツアーは通常のツアーよりも予約が流動的に動きます。つまり、直前に予約が入ることも多く、急なキャンセルも多くなってしまいます。これはオンラインの特性だと捉えて、せめて自動化で対応工数をミニマムにするように考えることが大切です。
直前に予約が多くなるほど、即予約確定はお客様にとってストレスの少ない予約方法になります。基本は即予約確定の設定を行い、受付ができる期限を調整していきます。※下図 緑枠
しかし、即予約確定ができない場合は、リクエスト予約のみを受け付ける設定にすればOKです。※下図 赤枠
キャンセルも比較的自由にできることがオンラインツアーには向いていますので設定しましょう。※下図 紫枠
現地集合場所は便宜的に入れておく
オンラインツアーの現地は当然自宅などのネット環境がある場所になります。
この点についてNutmegでは残念ながら集合場所=自宅と設定することはできません。
集合場所はGoogle Mapと連動させる必要があり、不特定多数のお客様の住所を設定することはできないためです。
おすすめの設定方法は、「現地集合先」として”東京”のようなそのオンラインツアーを実施する土地名を入れて、Google Mapと連動させることです。
土地とGoogle Mapを連動させたら、”詳細”の項目にオンラインツアーに関する補足情報を追記するとお客様に混乱を与えることなく、参加方法を伝えられます。
お客様は下図のような自動受付メールをお申し込み後に受け取ります。違和感なくオンラインツアーの開始方法について伝えられているのではないでしょうか。
任意設定項目を活用して分かりやすいページに変えよう
オンラインツアーは参加方法が明確でないといけません。お客様に大切な情報を伝えるためには、任意項目(設定上飛ばして登録ができる箇所)も活用しておくと、結果的にお客様に伝わるページを用意することができます。
ツアー情報で参加方法や注意点を明記する
ツアー情報欄には「含まれるもの」「含まれないもの」「参加にあたっての注意事項」をフリーテキストで記載できます。オンラインツアーはどのツール(ZOOMなど)で行うのか、いつまでに参加用のURLが届くのか、特典の発送はいつなのかなどお客様に知らせる項目はすべてツアー情報に記載しましょう。
予約確定後にお客様に個別連絡を取ることもできますが、情報が事前に公開されていると安心につながり、事前予約に繋がります。
スケジュールで当日の流れやコンテンツを紹介
オンラインツアーの内容は、スケジュールで紹介します。スケジュールは始まりから終わりまでの流れを時系列で表すため、利用者としてもイメージがしやすくなります。
またネタバレにならない範囲でコンテンツ内容を紹介しておくと、興味を持ってもらえるでしょう。
予約フォームで最終確認を取ろう
お客様が予約に進んでくれた際に、確認事項を伝えたり、参加者情報の入力をお願いするのが”予約フォーム”です。この便利な機能を使うと、予約前にこのような事をお伝えできます。
・オンライン視聴ツールに関する諸注意
・オンラインツアー中の録画に関するご案内
・オンラインツアー後のEメール利用に関するご案内
具体的にNutmegオンラインウェビナーで設定している予約フォームを公開いたします。この設定をそのまま適用したり、編集してご利用ください。
オンラインツアー視聴に関するご案内
オンラインツアー参加時に使用するツールに関しての事前注意のご案内テンプレートです。
■質問内容(このままコピペでご使用いただいても大丈夫です
<Zoomの利用について>ZOOMを初めてご利用される方は、当日までにご自身にて利用方法の確認やテストをお願いいたします。ZOOM利用の諸注意等の説明を当日いたしますが、使い方に関しましてはサポートできかねるため宜しくお願いいたします。
オンラインツアー中の録画に関するご案内
オンラインツアー参加時の録画に関するご案内テンプレートです。
■質問内容(このままコピペでご使用いただいても大丈夫です)
<録画について>品質管理、今後の品質向上のために録画をいたします。その他の用途での利用はいたしません。
オンラインツアー後のEメール利用に関するご案内
オンラインツアー参加後のご連絡に関するご案内テンプレートです。
■質問内容(このままコピペでご使用いただいても大丈夫です)
<ウェビナー後のメール送信について>ウェビナー後に弊社担当者より、当日のアンケート等のメールを送らせていただきますことをご了承ください。
決済画面の支払い表示に関するご案内
予約申し込み画面では、下図のようにお支払いに関する表示が出ることになり、現状オンラインツアーであっても同様に表示がされる仕様です。
現状では、この表記への対策は予約フォームでお客様に周知し、ご理解いただくことをお願いしています。
■質問内容(このままコピペでご使用いただいても大丈夫です)
予約最終画面に「現地払い」の表記が出ますが、システムの便宜上表示されるものです。ウェビナー参加にはお支払いは発生いたしません。
まとめ
ここまでにご紹介した各項目を漏れなく対応することで、オンラインツアーの予約ページとして運用が可能になります。あとは、お客様の反応を伺いながら、コンテンツ内容や写真、キャンペーンなどに磨きをかけ予約へと繋げていきます。
現地体験の開設をメインとした予約システムのため、一部文章による説明など運用方法でカバーしている項目もあります。そういった点はお客様に誤解を与えないように注意深くご確認ください。それでも、オンラインツアーまでカバーでき、企画をすぐに形に変えることができる予約サイト開設サービスとして、唯一無二のツールと言えるでしょう。