予約サイトの商品ラインナップを充実させ、より多くのお客様にアプローチする商品の「パッケージ化」をご紹介します。複数の商品を組み合わせて1つの商品として販売する方法で、アレもコレも試したいお客様の希望を満たせます。
複数商品をセットにした商品
1つの商品を予約してもらうために、商品の説明文やスケジュールの内容をブラッシュアップしたり、商品の内容自体をちょっと見直してみたり、いろいろな対応を行なっていることと思います。プラン化で商品のバリエーションを増やすことも予約を増やすための1つの手段ですね。
商品のプラン化で魅力UPとラインナップ充実
ただ、それでも予約まではなかなか辿りつかないのが現状です。
ましてや、商品を2つ以上予約してもらうことはさらに難しくなります。
プラン化と少し似ているのですが、商品ラインナップを拡充するもう一つの方法に「パッケージ」があります。パッケージは複数の商品を組み合わせて1つの商品として販売・予約できる機能です。
商品のパッケージ化
例えば、次のような3つの商品があったとします。
- 有名スポットから朝日を見る早朝ツアー
- 午前 or 午後の半日市街観光ツアー
- ディナー & 夜景ツアー
それぞれ単品としても十分にアピールできますが、これをパッケージ化して「朝日&市街観光ツアー」や「市街観光からのディナー&夜景ツアー」など、1つの商品として販売することが出来ます。短い空き時間や、目的がはっきりしているお客様は単品商品、時間にゆとりがあったり、色々見て・体験して満喫したいお客様はパッケージ、という感じでアピールできるお客様も増えます。1つの商品を予約してもらったお客様に「もう一個予約しよう」と思ってもらうのはなかなかハードルが高いのですが、最初からセットになっていると「こっちにしてみよう」という気持ちになりやすいので単価UPにも繋がります。
パッケージ商品を作成
シュノーケリング体験とランチや、半日の市街観光と日没後の星空ツアーなど、どんな商品でも組み合わせてパッケージとして予約サイトに載せることが可能です。パッケージ商品を作成する前に、まずは、パッケージに含める各商品が単品として予約受付可能な状態になっている必要があります。また、パッケージ商品もパッケージに含める商品とは別の独立した商品のため、パッケージ商品の作成は以下の3ステップになります
- パッケージに含める単体商品を作成
- パッケージ商品を作成
- パッケージの設定
パッケージ商品の作成
パッケージ商品の作成も基本的には単体の商品登録と同じです。商品登録については、以下の記事も参考にしてください。
パッケージ商品を作成する際に、少しだけ通常と異なる設定があります。Step1の基本情報登録画面で、作成する商品タイプに「パッケージ商品」を選択し、パッケージに含めるサブ商品を選択してください。商品タイプ・パッケージに含めるサブ商品は後から変更することが出来ないのでご注意ください。
タイプ以外は単品の商品登録とほぼ同じで、パッケージ商品用の価格・開始時間・販売期間・スケジュールなどが登録できます。
パッケージ商品の在庫管理
商品作成時にパッケージ商品固有の設定は前述の「タイプ」だけですが、在庫設定にも少し異なる箇所があります。
パッケージ商品では在庫管理を行わないため在庫の設定がありません。通常、開始時間毎に在庫数を入力し管理しますが、パッケージの場合、サブ商品で管理されている在庫をそのまま使います。そのためパッケージ商品に予約が入った場合にはサブ商品の在庫を消費することになります。
別の商品の在庫を参照する形なので、在庫の共有設定と同じで、パッケージ商品を作ったからといって、在庫管理の対象が1つ増えるわけではないのでご安心ください。
開始時間・ユニットの紐付け設定
パッケージ商品作成後、最後にパッケージ商品専用の設定メニューから、パッケージ商品とそれに含まれるサブ商品の開始時間・価格のユニットの紐付け作業が必要です。
開始時間の設定は、在庫共有の時と同じです。パッケージ商品が予約された時に、サブ商品の正しい時間の在庫を消費するための設定です。下のサンプル画像では9:00と15:00の開始時間がある商品「デモ商品B」がサブ商品として登録されています。
「デモ商品B」の15:00に関連付けた場合、パッケージ商品が予約された時にはデモ商品Bの15:00の在庫が消費されることになります。
「ユニット」の紐付けは「大人」「子供」などの料金設定を各サブ商品のユニットと関連付けます。これはサブ商品で「最小催行人数」に達しているか否かを判断するために必要です。
パッケージ商品では最小催行人数の設定がなく、サブ商品に設定されている最小催行人数で判断します。パッケージのユニットとサブ商品のユニットを紐付けておくことで正しく最小催行人数の判断ができるようになります。全てのサブ商品で最小催行人数に達している場合には「即時予約」、どれか1つでも最小催行人数未達であればリクエスト予約になります。
まとめ
在庫管理や全く新しい商品を造成する手間もなく、既存の商品をセット商品として販売する「パッケージ化」で、より多くのお客様にアプローチできるようになります。
予約サイトのラインナップを充実させる一つの方法としてプラン化と合わせてパッケージも活用ください!