HP作成機能のご紹介記事第六弾です。過去記事をまだご覧になられていない方は合わせてこちらもご参照ください。
当記事では、HP作成機能を使って自由にランディングページを作ることができる「カスタムページ作成」機能についてご紹介します。
カスタムページはその名の通り、自由にページを作ることができる機能です。使い方に決まりはありません。今回は自社の現地体験だけでなく、地域の魅力やその他のおすすめ観光情報を紹介する、そういったページ作成の方法をご紹介します。
ホームページに観光情報を掲載するメリットとは
現地体験の事業者様にとってホームページはお客様に自社商品を紹介し、販売できる重要な販売拠点です。ホームページに何を掲載すればいいのかという疑問には明確な答えは存在しません。
しかし、売上を上げたい、という目標達成が優先ならば「SEO対策」のための情報を掲載するということが、一つの答えです。
SEO対策については、当Nutmegアカデミーでも別記事として取り上げていますし、大変多くの方々が情報を提供していますので詳細な説明は省略をいたしますが、端的にいうと「ターゲット(お客様)が調べる情報に対して、有益な情報を提供できるサイトが優位にになる」ということです。
例えば御社は、栃木県の那須塩原市でパラグライダーを運営されているとします。お客様は御社のサイトを見つけるために、どのようにインターネットで検索をされるのでしょうか?
恐らく「栃木 那須塩原 パラグライダー」といったキーワードで検索をするでしょう。御社は既にパラグライダーを専門に運営をされており、Googleにもしっかりとインデックスがされています。その状態であれば、表示順位の高低こそあれど、高い確率でお客様に見つけてもらえるはずです。
ただし、これだけだとパラグライダーに興味のあるお客様にしかリーチができません。那須塩原には年間何十万人という観光客が訪れているはずです。その中で、パラグライダーだけを検索するお客様は数%にも満たないでしょう。競合店がいれば、予約数は伸び悩んでしまいます。
ここで大切になるのが、年間何十万人という観光客に、興味があってもなくても、ホームページを見てもらう機会を生み出すことです。この何十万という観光客の中には、きっかけさえあればパラグライダーに参加したいと思ってくれる、存在顧客が必ずいます。
存在顧客にリーチするには、SEO効果を高めることがこそが近道になります。
観光情報は検索ボリュームが大きい
SEO効果を高めるためにどういったページを作ればいいのか、その答えが「観光情報」です。(決して唯一の答えではありません!SEO対策に明確な正解はありません。)
パラグライダー会社運営という仮定の話をしましたが、パラグライダーに関する情報や予約ページは既にお持ちのはずです。ここにいくら追加でコンテンツを作っても、一部のパラグライダー好きに響くだけで、HP閲覧者数をトータルで増やすことはできません。
対して、観光情報は高確率で観光客の多くが検索します。以下画像は2021年9月24日現在に、「那須塩原 観光」とキーワードで検索した際の検索ボリュームの結果です。
検索回数は約700万回と出てきました。
対して、パラグライダーでの検索ボリュームは、約13万回です。観光情報と比べて2%に満たないボリュームです。
この数字を見てお分かりのように、観光情報を検索する母数は圧倒的なものがあります。その分大手のメディアや旅行会社が検索結果上位を独占していて、食い込む余地はほとんで残っていません。
しかし、メディアや旅行会社は一時的には綺麗でSEO対策もしっかりしたページを用意しますが、地元に地盤があるわけでも、最新の情報が入るわけでもありません。地元に根付いている企業だからこそ、こういった大手企業では真似できないコンテンツを作りだすことができるはずです。
コンテンツの独自性がなくとも、観光情報ページを用意することで、大量の閲覧者のうちの一部のビジットを得る可能性が広がります。
さらに、例え他社に太刀打ちできず検索結果には出なくても、観光情報や関連キーワードを押させたページを持っていれば、本業であるパラグライダーの予約ページ自体のSEOランキングに好影響が出ることもあるかもしれません。Googleはページ単体だけでなく、全体としても価値を評価しています。
結論:検索ボリュームから逆算して、カスタムページを用意しよう
観光情報は分かりやすい例ですが、検索ボリュームが大きなカテゴリは他にもあるはずです。地域ごとに何を観光客が求めているのかは違いますよね。箱根なら観光というよりも温泉、京都なら観光よりもおすすめのお土産情報、などなど。自分たちが書き手として得意分野であり、検索ボリュームも見込めるカテゴリをカスタムページで追加して、御社サイトの総合的な価値を高めていただきたいと思います。
カスタムページを使った観光情報作成
それでは、カスタムページ機能を使って観光情報ページを作成する手順をご案内します。この方法を応用すれば、観光情報以外のページも作れるはずです。
これまでお話にあげてきた「那須塩原観光」で作ってみましょう。
HP機能へアクセス
Nutmeg管理画面にログインをしたら、まずHP機能画面へと移動します。
https://app.ntmg.com/homepages/customPage
次に、「カスタム」タブを選択し、「新しいカスタムページを追加」をクリックしてページ作成スタートです!
SEOキーワードを意識する
SEO対策で大切になるのは「文章」、さらにいえば「キーワード」です。
写真や動画はページを見ているお客様を惹きつけるための要素ですが、SEO効果は認められません。
SEOキーワードを考えるときに便利な無料ツールをご紹介します。
OMUSUBI
https://omusubisuggest.appspot.com/
無料なのに、とても分かりやすく使いやすい、コンテンツ作成の強い味方が「OMUSUBI」です。入力したキーワードに関連するキーワードを視覚的に表示してくれます。関連キーワードを文章に織り交ぜながら書くようにすればいいでしょう。
那須塩原観光に続いて、季節に関してや移動手段、グルメや温泉といったキーワードは需要が高そうですね。観光には関係がなさそうなキーワードは無視して構いません。ここから文章に自然に織り込めるものを選び、カスタムページを作っていきます。
ページを作成
SEOキーワードをいくつかピックアップしたら、実際に文章として書き出していきます。
文字の装飾や、写真を追加することもできます。
ページを確認して、完成させよう
テキストエディタでカスタムページを作成したら、「保存」を忘れずに。
予約ページ右上にある「ご案内」の中に、作成したカスタムページが追加されているので、ここからページの出来栄えを確認します。
以下デモページでは文章量は抑えめにしていますが、SEO対策としてカスタムページを作る場合には、SEOキーワードを含めた文章を更に追加するといいでしょう。
まとめ
カスタムページの使い方をこれまで数回に渡りご紹介してきました。
どのようなパターンであれ、使い方に変わりはありません。オンライン予約を増やすためにはページ訪問者数を増やさなくてはなりません。
現地体験についてばかり説明するページを増やすと、なかなか幅広い層のお客様にホームページの存在を知ってもらえません。そういったときには、視点を広くして、自社の専門分野ではないところまで拡大してコンテンツが作れないか検討してみることをおすすめします。
既に競合サイトが多いようなカテゴリでも、しっかりとSEOキーワードを意識したページを作り更新をしていけば、サイト全体の評価が高まることもあります。
オンライン集客に困っていて、立ち止まってしまう前に、こういった試みも試してみてはいかがでしょうか?