現地体験の予約を得るためには、商品(体験)の魅力をウェブページを見ているお客様に理解していただかなくてはなりません。
魅力を伝える方法は動画であったり、写真であったり、言葉であったりと様々ですが、無限に方法があるわけでもありません。
当記事では、言葉、とりわけ「ハイライト(おすすめポイント)」の使い方を事例を加えながら説明していきます。
ハイライト(おすすめポイント)とは
まず、ハイライトについての説明です。
Nutmegの商品ページには、ハイライトと呼んでいるカスタム項目があります。
実際の画面を見ていただく方が分かりやすいと思います。下記画像の黄色の四角枠で囲んだ箇所がハイライトにあたります。
ハイライトの重要性
なぜハイライトが重要なのでしょうか?ハイライトとはつまり、現地体験の魅力を箇条書きで分解して、お客様にアピールする機能です。
事業者の多い地域、例えば沖縄やハワイのような激戦区では、お客様は色々なサイトをチェックしています。旅行会社、予約サイト、ツアー・アクティビティ事業者の公式ホームページなど、検索順位が高いところから基本的にはページを開いて選んでいます。
もし貴社が沖縄でマリンアクティビティを催行している事業者だとします。
全く同じ内容のツアーは厳密にはないかもしれませんが、お客様の視点だと、各社の差は分かりづらく、結局は比較しやすい値段・特典・レビュー点数などで決めることになります。
品質に拘り、他社とは違う良さが本当はあるのに、比較対象が価格では望まない価格競争に突入してしまいますね。
ハイライトは、お客様の視点で、パッと見では比較がしづらい定性的(数字にできない)な魅力をアピールする箇所なのです。
値段や特典、レビュー点数では評価できないような魅力を事業者側の言葉で伝える場所としてハイライトを用意しています。
ハイライトの設定方法
ハイライトの設定はとても簡単かつ直観的に行えます。
商品編集ページを開く
始めに編集したい対象の商品ページの編集画面を開き、「詳細情報」タブをクリックします。
文字編集する
ハイライトは「詳細情報」の最上部に位置しています。
編集欄には任意のテキストを入力できます。
ハイライトの表示数や文字数に限度はありません。
ただし、HTMLは非対応ですのでご注意ください。
変更を保存する
最後に、画面最下部の「保存」ボタンを押せば更新は完了です。
もし、すぐに更新が確認できない場合にはキャッシュやクッキーを削除してください。
ハイライト文章の作り方
設定方法が分かったら、次は文章をどのように作ればいいのかご案内します。コツさえ掴めば、簡単に作成できますよ!
【作成ポイント1】一言でいうと何?を考える
ハイライトを記入するときには、アピールしたいポイントを”一言でいうと”何なのか、そこを先に考えましょう。
すぐに思い浮かばないときは、特徴を抜き出してから、商品に対して自信を持っている部分を抜き出します。
例えば
・自由時間が4時間もある
・シュノーケル器具のレンタルが無料
・ランチ付き
・雨なら全額返金
・幼児から参加できる
などなど。
できるだけ、自社だけの特徴を優先しますが、どうしてもなければ他社と共通しているアピール点でも構いません。後述しますが、ハイライトはSEO強化の狙いもあるためです。
【作成ポイント2】重用情報順に書く
書きたい大まかな方向性が決まったら、書き始める前に、順番を決めましょう。
お客様が一言一句、ウェブページの情報を読まれるとは限りません。むしろ、読み飛ばしがあるものと考え、一番伝えたいことを上部に配置します。
画像で表すと、このようになりますね!
【作成ポイント3】SEOキーワードを意識する
内容の大枠・順番を決めたら、いよいよライティング開始です。
ハイライト欄は基本的にはお客様に魅力をアピールして、購入率を上げるための打ち手ですが、SEO効果も望めます。
なぜなら、ハイライト欄もツアータイトル・説明文・スケジュールと同様にGoogleなどの検索エンジンのクローリングの対象になるからです。
購入率を高めつつSEO効果も狙えるなら一石二鳥ですね!
SEOを意識した文章の作り方などは過去記事をご参照ください。
【作成ポイント4】ハイライトの表示数は3または5つでまとめる
Nutmegではハイライトの表示数に限度はありませんが、多すぎるとメリハリがなく、アピールポイントがブレてしまいます。そこまで重要でない情報は説明文やスケジュール欄に入れるのが良いでしょう。
ハイライトは3つまたは5つでまとめると見栄えが良くなりおすすめです。
まとめ
事業者側では、類似商品を販売している他社との差別化ができていると考えても、なかなかその違いまではお客様には届きません。
ハイライトは事業者が現地体験商品に込めた想いや特徴をアピールできる機能です。料金の安さやキャンペーンのお得さ以外にも、予約の決め手になるようなポイントがあれば積極的に伝えましょう!
ただ文章化するのではなく、要点を抜き出し、伝わりやすい文章で書くのがポイントです。また、ハイライトはSEO効果も見込める箇所なので、何もないから記入をスキップするのではなく、捻り出して書くことをおすすめします。