オンラインで何かを買うことや予約をすることがより身近になり、今後、さらに増えていくと考えられています。そのような状況のなか、少し出遅れている現地体験領域におけるオンライン予約・即時確定できる予約の良い点について、お伝えしようと思います。
予約するタイミング
オンライン予約
インターネットを通してお買い物・レストランや美容室の予約もでき、いろんなことがいつでもできるようになりました。夜寝る前、ベッドに入ってからスマホを見てamazonで注文したことがある、という方もいるのではないでしょうか?
旅行に関する予約も同じで、ホテル・航空券もオンライン予約が増えています。
ツアー・アクティビティなどの現地体験においても、他と比べると少々遅れ気味ではありますが、オンライン予約が年々増加していて、今後もっと増えていくことが予想されています。
現地体験のオンライン予約
旅行の予定を立てる時、まず目的地があり、そこで泊まるホテルから探し始め、次に移動手段、航空券や新幹線のチケットなどを予約する。
そして、最後に「そこで何をするか?」を考え、現地でのアクティビティなどを探し始める方が多いです。
そのため現地体験の予約は一番最後になります。
一番最後ということは、予約してから参加日までの期間も短くなるため、参加の前日・前々日に予約をする、ということも多々あります。オンライン、そしてスマホでいつでも予約できるので、予約〜参加までの期間は短くなってきています。
「予約」をすること
いろんなものがインターネットで予約・購入でき、とても便利になりましたが、これまでに注文した商品が届かなかったり、予約が取り消されたりしたことはありませんか?
私は何度かありました。そんなとき「無い商品をなんで載せておくんだ?」とか「受けられないなら始めから予約できないようにして欲しい」と勝手ながら思ってしまいます。
amazonで商品を買うときも、じゃらんnetでホテルを予約するときも「商品が送られてこないこと・宿泊できなくなること」を想定していないのと同じで、ツアーやアクティビティの予約でもお客様は「参加できる」と思って予約します。
お客様にとって 予約 = 参加 なのです。
「予約が受け付けられないかもしれない」と思いながら予約をするお客様はいないのです。
リクエストと即時確定
こちらの記事でも説明していますが、Nutmegの予約サイトには「即時確定予約」と「リクエスト予約」の2種類の予約タイプがあります。チャーターや特別なカスタマイズが必要なものであれば別ですが、リクエスト予約は以下のような側面を持っています。
- 参加できるかわからない不安な時間がある
- 予約が受け付けられず、参加できない可能性がある
「予約=参加」と考えて申し込むお客様にとって、受付不可となった時に与えるマイナスの印象は大きく、それ以降は予約してくれなくなってしまう可能性もあります。せっかく予約してくれたお客様を逃してしまうのはもったいないですよね。
予約〜参加までが短くなっていて、リクエスト予約で待たせてしまうこともできれば避けたいので、「直前でも即時確定で予約きる商品」を目指したいところです。
できる限り即時確定で受け付けられるようにしておきましょう。
また、大手予約サイトやOTAは、不確定要素が少ない即時確定が予約できる商品の方が売りやすく、即時確定の商品をメインに特集を組んだりすることもあります。そのため、販路を増やしたときの予約数増にもつながりやすいので、やはり即時確定となるような商品設定をオススメします。
即時確定のための商品設定
即時予約確定となるように商品を登録するためには2つの設定が必要です。
在庫数
在庫がきちんと管理されていなければ予約を即時確定で受け付けることはできません。そのためには以下2つの数字が必要です。
- 何名まで予約を受け付けることができるのか
- 各日付・開始時間に何名の予約が入っているのか
すでに入っている予約の参加人数はNutmegシステムが正しく集計しているので、事業者様には最大の催行可能人数を在庫数として入力してもらう必要があります。観光スポットを巡るバスツアーであればバスに乗ることができる人数、ダイビングであればボートに乗れる人数などです。
この数字を商品の開始時間ごとに設定して下さい。
もし、上限を超える人数の予約があった場合には自動でリクエスト予約になるので、予約の詳細を確認後、確定/予約却下の操作を行って下さい。
予約期限
在庫数の次に、予約の受付を終了する時間を設定して下さい。
即時確定・リクエストそれぞれに設定が必要になりますが、もし即時確定の予約期限が未設定だと、即時確定で予約を受け付けることができません。
ここで設定されたタイミングで予約の受付を終了します。
2日前17:00 の場合、参加日の2日前の17時以降は予約ができなくなります。つまり、2月10日に参加する予約は2月8日17時まで予約ができることになります。
リクエスト予約の期限が即時確定の期限よりも短く設定されている場合、残りの在庫数に関わらず、即時確定の期限後からリクエスト予約の期限まではリクエスト予約で受付ます。
予約〜参加の期間が短くなってきているので、予約期限もなるべく短い方が良いですが、予約の受け入れ準備・車両やガイドさんの手配等必要な事もあると思うので、できる範囲で設定をお願いします。
まとめ
数字を1つ入力するだけで在庫管理ができ、オーバーブッキングでやむなくキャンセルするということもありません。その他システムに関わらない部分で、多少手間はかかるかもしれません。しかし、お客様が期待する “予約” ができて予約数増にもつながり、メリットも多いのが即時確定の予約です。
まずは定期的に催行している商品から即時確定できるように設定して、予約サイトに載せていきましょう。