「NutmegでできるSEO対策」でSEOの基礎知識とNutmegでできる対策を説明してきました。この記事では具体的に予約サイトのトップページの最適化を行うための手続きやポイントを詳細に解説していきます。

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トップページは予約サイトの要

トップページはWebサイトの顔であると同時に、集客を行うための予約サイトの要にもなっています。だからこそ真剣に取り組んでいるかで結果に差が出やすい分野でもあるのです。以下で紹介するような症状に陥っていることはありませんでしょうか?

デザインを含めた見た目は大事だけど

Webサイトのトップページといえば、大きなきれいな写真を載せて目を惹きつつ、デザインをなるべく作って情緒あふれる良い雰囲気を出したいと思う方が多いと思います。

確かにWebサイトに訪問してくれた人に対しては魅力あるトップページになるのですが、そもそもWebサイトに訪れてくれる人がどのくらいいるでしょうか?どんなにデザインが良いページを作っても、見てもらって始めて効果を発揮するのです。見た目は大事ですが、それと同じ以上で大事なことがあります。

ではWebサイトを見てもらうためには、どのようにすれば良いか知りたいですよね。ずばりトップページ向けのSEO最適化をすることで、サイトを見てくれる訪問者を増やせるのです。

検索された時にちゃんと引っかかるのか?

自社名やサービス名を入れて検索すると、通常は検索結果にWebサイトが上位表示されます。もし上位表示されない場合は、サイト自体が正しく登録されていないか、サービス名自体が他でもよく使われている一般的な名前になっている可能性があります。

それでは自社名やサービス名を抜いたキーワードで検索した場合はどうでしょうか?なかなか上位表示されないというお悩みの方が多いと思いますが、実は訪問者を増やして予約に繋げるには、このサービス名を含まないキーワードでの上位表示が大事になってきます。

内容を理解してもらえていますか?

Webサイトのタイトルはなんとか表示されるけど、その紹介文にちゃんと力を入れていますか?そもそも記載をしていなかったり、短すぎる文章でよく分からなかったり、全てのページで同じ紹介文を使っているケースを多く見かけます。

実はこの紹介文を魅力的に書くことで、検索結果の中でもクリックしてWebサイトに訪問をしてくれる確率が大幅に上がるのです。つまり、簡潔に内容が分かることでこんなサイトなんだなと興味を惹かれて訪問してくれる人が増えます。

たしかに自分が検索する時も、表示されるタイトルも見ながら一緒に紹介文を見て、実際に探したいものがあるか確認したりしますよね。

SEO向けにできるコンテンツ対策

ではこのようなSEO向けの最適化がNutmegではどのように出来るのでしょうか?順々に紹介していきます。

予約サイトのタイトル(必須)

一番大事なのが「予約サイトのタイトル」です。サイトの要約を表すとともに、検索結果で一番目立つ部分でもあり、ここをどう上手く使うかで訪問者が増えるか大きく左右されることになります。実際にはhtmlとして「title」タグを使い、「head」内に記述をする必要があるのですが、Nutmegならツールから簡単に設定可能です。

タイトルの文字数は30文字以内がおすすめ

設定の前にどのくらいのタイトルが最適か気になるますよね。検索結果の表示を最適化するにはタイトルは30文字以内、もしくは最大でも40文字以内がおすすめです。PCでの検索結果の最大表示は全角で約30文字(2020年時点)、スマホでの検索結果の最大表示は全角で約40文字(2020年時点)になっています。

この文字数を超えると検索結果では見切れて短縮表示されてしまいます。つまり角30文字以内で書いておけば、PCでもスマホでも基本的にはすべて表示されます。

もし30文字で収まらない場合でも、40文字以内ならスマホではすべて表示されます。

どうしても40文字以内に収まらないという方がいたら、前半の40文字以内に大事なキーワード(詳細は後述)を詰めて、後半部分はあまり大事ではないワードを置くようにしましょう。

管理画面からの設定方法

Nutmegでは管理画面右上にある「オンライン予約/決済ツール」から「サイトトップ」タブを押すと、トップページのタイトルが編集できるようになっています。「サイトタイトル」を予約サイトのタイトルとして使っています。

ここにテキスト入れて保存を押すと、あっという間にサイトタイトルが設定されます。

設定後のサイト上の表示

実際に設定すると、予約サイト上のヘッダー左上部に表示されます。目立たない?と思うかもしれませんが、SEOの対策メインなためこれで十分機能を発揮しています。

サイトの紹介文(必須)

続いて大事なのは「サイトの紹介文」です。サイト内容を簡潔に魅力的に伝え、興味を持ってもらいサイト訪問に繋げる大事な部分です。タイトルほどではありませんが、分かりやすく簡潔な文章はタイトルを補足してサイトをより魅力的にしてくれます。実際にはhtmlとして「meta descripion」タグを使い、「head」内に記述をする必要があるのですが、Nutmegなら同じくツールから簡単に設定や編集が可能です。

紹介文は80文字以内に大事なことを記載するのがおすすめ

タイトルと同様に検索結果に表示される最大文字数があります。、検索結果の紹介文表示を最適化するには最低80文字以内、最大でも120文字以内がおすすめです。PCでの検索結果の最大表示は全角で約100~120文字(2020年時点)、スマホでの検索結果の最大表示は全角で約50~80文字(2020年時点)になっています。

タイトルと同様にこの文字数を超えると検索結果では見切れて短縮表示されてしまいます。では紹介文は何文字で書くのが良いのでしょうか?両方対応するなら80文字までは大事な情報を詰め、80~120文字の中は補足的な情報をいれるのがおすすめです。

なお、スマホの方がタイトルは最大文字数が多く、紹介文の最大文字数が短いのは、スマホユーザーは限られた短い時間で検索することが多いので、PCのユーザーよりも判断時間を短くして使っている行動に基づいているそうです。

もしWebサイトのアクセス解析をした上でスマホユーザーが多いのであれば、よりスマホ向けに最適化するのがおすすめです。

管理画面からの設定方法

Nutmegではタイトルの設定と同様に、管理画面右上にある「オンライン予約/決済ツール」から「サイトトップ」タブを押すと、トップページのタイトルが編集できるようになっています。「サイト紹介文」を予約サイトの紹介文として使っています。

ここにテキスト入れて保存を押すと、あっという間に紹介文(meta description)が設定されます。

設定後のサイト上の表示

実際に設定すると画面中央のキャッチコピーの下に表示されます。目立たない?と思うかもしれませんが、タイトルと同じくSEOの対策メインなためこれで十分機能を発揮しています。

キャッチフレーズ(任意)

SEOには直接関係ありませんが、トップページをよりよく魅せるためにキャッチフレーズの登録ができるようになっています。こちらはデザインをよく見せる方にお使いいただくのがおすすめ、トップページを魅力的にするためのワードを使ってください。

使うキーワードの考え方

タイトルと紹介文の設定方法と入力にあたってのルールは理解しましたが、具体的にはどのようなフレーズにすれば良いのでしょうか?その答えはお客様がどのように検索するかを参考にして設定する必要があります。

お客様はどのように探すことが多いのか?

ご自身で予約サービスの何かを検索する時に、どういったワードで検索することが多いでしょうか。もちろん探している粒度や状況にもよりますが、よく使われるワードの傾向が顕著に出る部分があります。

ゴールデンキーワード

現地体験向けに一番取りたいワードは、それは「探している地域」と「探しているカテゴリー」です。この2大検索ワードが予約に繋がる大事なキーワードになる傾向になっています。これ更に細かい条件などをつけ加えて探すことが多いのです。

・沖縄 体験ダイビング
・沖縄 体験ダイビング 初心者
など

避けたいビックワード

逆に「地域+観光」や「地域+アクティビティ」などはその地域のことを知ろうとしているワードなため、まだ旅の計画中で何をしようかそもそも悩んでいるのかもしれません。

・沖縄 観光
・沖縄 アクティビティ

また、「カテゴリー+関連ワード」だけの組み合わせも、そのカテゴリー自体をよく知ろうとしている傾向で同じものと言えます。
例:
・ダイビング 初心者
・ダイビング ライセンス
・ダイビング 安全

これらのキーワードは検索数が非常に多いのですが、オンラインのメディアを運営しているならともなく、なかなか予約に繋がらない、かつ上位表示が難しいキーワード通称ビックワードになっています。

現地体験を営んでいる皆さんには、是非この「地域+カテゴリー」のワードを上手く取り入れて、タイトルや紹介文を記載してもらいたいと思います。また細かい条件を狙い撃ちできるような「キラーワードも入れられればなお効果的です。

地域はどこまで掘り下げればよいのか

地域と言ってもどれを使えば良いのと疑問に思うかもしれません。どこまで掘り下げたワードを使うのが良いのでしょうか。

地域はより具体的な方がより効果を発揮します。先程の沖縄でも、本島なのか離島なのかでだいぶ違いがありますし、同じ離島の中でも特定の島や諸島で探しますよね。また、有名なスポットがあれば上手く活用したいところです。
大きすぎる例:沖縄の離島、沖縄本島
適切な例:石垣島、西表島、那覇から車で10分、青の洞窟専門

逆に世間一般的にあまり知られていない詳しすぎる地名を使っても効果が得られません。XXX町の3丁目などと言ってもなかなか分からないですよね。こういう時は例のようにXXXから何分などの表現を使うと上手く表せます。

カテゴリーはどこまで掘り上げれば良いのか

こちらも地域と同様に、細分化できればできるほどよりターゲットが明確になり、アピール出来るともに、そのキーワードでの上位表示が期待できます。また強みがあるワードは積極的に使ってください
大きすぎる例:アクティビティ、観光ツアー など
適切な例:体験ダイビング、パラセ―リング、離島日帰りツアー、トレッキングツアー

カテゴリー名も同様に専門的な名前すぎるとあまり検索してもらえなくなってしまいます。例えばジェットスキーで十分なところを、「マリンジェット」としまうなどです。こういった一般では広がっていない専門用語は、主に商品ページのアピールなどで差別化に使う方がより効果的です。

様々な種類の商品がある場合はどうすれば良いのか

規模が大きい現地体験事業者や、旅行会社、DMOや観光協会など様々な商品を同時に販売される方もいるかと思います。このような場合は特定の地域名やカテゴリー名が使えないため、トップページはある程度の大きいワードを使いつつ、各ランディングページでより細かい地域やカテゴリーを使っていくのがおすすめです。つまり、それぞれのランディングページに通常のトップページと同じ役割を持たせます。

タイトルの書き方

では実際にタイトルの書き方をご紹介します。上記の通り「地域+カテゴリー」を使って30~40文字で記載するのがおすすめです。具体的な例を見ていきましょう。

悪い例

「地域+カテゴリー」を使った場合ですが、陥りがちな悪い例はこちらです。
・アメリカの観光ツアーはNutmeg
-> 地域が大きすぎるのと、観光ツアーというくくりが大きすぎる

・ベイエリアの社会見学ツアーはNutmeg
-> あまり聞き慣れないワードはなるべく避けましょう。また、社会見学って何をするの?と疑問を持たれてしまうのも避けたいところです。

・ラスベガスへのツアーはNutmeg
-> どこ出発か分からず、旅行会社のパッケージツアー間違えられてしまうかもしれません。

良い例

上記のダメな例を書き直して見るとこのようになります。

ツアー会社の例
・サンフランシスコのワイナリー専門現地ツアーはNutmeg(28文字)
・シリコンバレーの有名IT企業訪問ツアーはNutmeg(26文字)
・サンフランシスコ発ラスベガスへの日帰りツアー専門会社Nutmeg(32文字)

キラーワードを混ぜてみる

上記に加えて、自社の得意とする「キラーワード」を入れて作成を行うこともできます。

アクティビティ会社の例
・<初心者向け>ハワイの体験ダイビングはNutmeg(25文字)
・【1日2組限定】ハワイ島のプライベートカヤックはNutmeg(29文字)
・【年間10,000人が参加】オアフ島の絶景マリンスポーツ専門会社Nutmeg(38文字)

このキラーワードは「創業XX年」やなどの自社が誇れる歴史や、「指名No1ガイドがご案内」など様々なワードをつけることもできます。よりアピールポイントが明確な方が目につくので、検索画面でクリックしてもらいやすくなりますよね。

紹介文の書き方

紹介文は簡潔に魅力を詰めて80文字以内に凝縮して書いていくのがポイントです。タイトルだけでは伝わりきらないことを補足として伝えることでよりクリックをしてもらうようにします。

悪い例

紹介文がどこにでもあるような一般的な表現になってしまうと、タイトルを上手く補足できずにクリックに繋がりません。一見詳しく紹介しているように見えますが、タイトルを見れば理解できてしまう内容はあまり効果がありません。

ツアー会社の例
・タイトル:サンフランシスコのワイナリー専門現地ツアーはNutmeg
・紹介文:おいしいカルフォルニアワインを飲みたくありませんか?赤ワイン、白ワイン、ロゼと各種ワインを見て飲めるツアーをご提供します。ガイド付きで説明するので、もっとワインが美味しく飲めますよ。(91文字)
-> サンフランシスコのワイナリー専門ツアーとタイトルにあるので、説明文は見なくても分かってしまいますよね。

・タイトル:シリコンバレーの有名IT企業訪問ツアーはNutmeg
・紹介文:有名な企業のオフィスに行ける訪問ツアー、誰もが知っているあの会社のオフィスを見学できます。オフィスの外観を見てからガイドが中へご案内、1社あたり30分の見学ができます。ご予約はこちら(91文字)
-> こちらもタイトルだけで分かってしまい、かつ具体的に行けるところがわかりません。有名IT企業だけでは、人ぞれぞれイメージが違ってしまうかもしれません。

良い例

上記のダメな例を書き直すとこのようになります。

ツアー会社の例
・タイトル:サンフランシスコの現地ワイナリー専門ツアーはNutmeg
・紹介文:現地のコーディネーターが厳選したあの有名な「ナパバレーの名門ワイナリー」を半日から巡れる試飲付きツアー。日本人ガイド付きで丁寧に説明するので、専門知識がなくても大丈夫。(85文字)

タイトル:シリコンバレーの有名IT企業訪問ツアーはNutmeg
・紹介文:AppleやFacebookなどの世界の最先端IT企業のオフィスへ訪問できる限定ツアー。働いているオフィスをありのまま見れるので、その場の雰囲気や働く人達の空気を感じられます。座席も少ないので早めの予約をおすすめ(106文字)

気をつけたいこと

紹介文ですが、つい狙いたいキーワードを繰り返し使いすぎてしまう場合があります。自然な文章は特定のキーワードが頻出することがないので、あまりにも同じワードを使いすぎると検索エンジンよっては「マイナス評価」になることも。

ツアー会社の例
・タイトル:サンフランシスコ発ラスベガスへの日帰りツアー専門会社Nutmeg
・紹介文:ラスベガスの日帰りツアー専門店。ラスベガスの観光からラスベガスの食事、ラスベガスのエンターテイメントまでラスベガスの全てがお楽しみいただけます。

まとめ

トップページのSEO最適化はご理解いただけたでしょうか?シンプルですが、より本質的な対策が必要になることがお分かりいただけたと思います。

この対策をするとしないでは集客面で徐々に大きな差がでてきますので、サイト立ち上げ後の早期からの取り組みをおすすめします。最初は誰もが探り探りの取り組みになりますので心配は不要です。良いワードや表現が見つかるまで試行錯誤してみてください。

もし自分だけではなかなか良いワードや文章にならない方は、専門スタッフに相談できるスポットサービスもおすすめです。

このトップページのSEO向けの最適化が終わったら、次は商品ページへ取り組みましょう!