「含まれるもの」は文字どおり、現地体験商品に何が含まれているのか表記するツアー情報の一つ。旅行会社の予約サイトでもよく見る定番コンテンツですね!
Nutmegで商品ページを作る過程でも、「含まれるもの」を設定することができます。
端的に、情報だけを書くことが多い項目ですが、お客様の疑問に答えられるような、効果的な使い方もありますのでご紹介します。
「含まれるもの」の基本知識
ツアー情報欄に表示
Nutmegでは「ツアー情報」と呼ばれる、ツアーに関わる様々な補足情報や制限、注意事項などを記載する項目があります。
「含まれるもの」はツアー情報の項目の一つ。
現地体験商品に含まれるサービス・料金などを明確化します。
なぜ表記をするのか、そのメリットは?
旅行業界ではパンフレットやウェブサイトなどの各媒体で「含まれるもの」を表記することが慣習化しており、”なんとなく書くもの”という認識もあるかもしれません。
それも決して間違いではありませんが、「含まれるもの」を表記する主なメリットは問い合わせの削減にあります。
例えば、海外のツアーの場合、アメリカなどではチップを支払う文化があります。チップの支払いは現地体験に含まれているもの、いないもの、事業者により方針は様々。
商品ページに記載がないと、お客様は問い合わせをします。問い合わせをする=回答まで予約はしない可能性大です。
このように、お客様からみると「これは含まれているの?別料金なの?」と判断できない現地体験は予約に繋がらないのです。
「含まれるもの」をしっかりと表記するメリットは、問い合わせの削減=予約率のアップとも言いかえられます。
バウチャー表記
「含まれるもの」は予約確定メール(バウチャー)にも表記されます。参加証明書であるバウチャーに表記されていることで、安心感を与えることができます。
また、お客様は「含まれるもの」などのツアー情報をもとに当日の準備を万全のものとすることができます。参加への不安を1つでも取り除くことが、楽しく参加してもらうコツ、ひいては満足度アップやリピーター獲得に繋がっていきます。
効果的な表記方法 ~問い合わせ削減~
ここからは「含まれるもの」を効果的に使う方法をいくつかご紹介したいと思います。
まずは、お客様からの問い合わせを削減するための使用方法や考え方についてのご紹介です。
料金に関わるものは必ず明記しよう
お客様が現地体験に含まれているのか、最も気になるのは料金に関わること全般です。商品ページの価格が全てなのか、その他にも別途料金が発生するのかは予め洗い出して「含まれるもの」に書くことが問い合わせ削減のポイントです。
下記は忘れがちな料金の一例です。
・チップ
・入場料金
・高速料金
・環境税
・入湯税
・リゾート税
・ドリンク代
食事のあり・なし
現地体験中に食事が含まれているのかもよく問い合わせに上がるポイントです。昼食や夕食の時間帯に若干かかっているツアーなどは特に注意しましょう。
体験内容を補足する
サービス内容については商品ページのスケジュールで詳しく書くとは思いますが、スケジュールはバウチャーには表記されない箇所。
また、スケジュールを読み間違えたり、誤解されてしまう場合もあります。文章で伝えている限り、このような誤解は避けれないのですが、「含まれるもの」でも明記しておけば、リスクを下げることができます。
例えば、乗車時間10分間のパラセーリングのアクティビティの場合では、「含まれるもの」に”パラセーリング(乗車時間約10分間)”のようにサービス内容を具体的にすると良いですね!
効果的な表記方法 ~予約率アップ~
問い合わせ削減の次に、予約率を上げる小技を紹介します。
食事メニュー
例として、こだわりのディナーメニューを提供する現地体験商品の場合です。
ディナーメニューは、スケジュール内やメタディスクリプションの箇所に入れることが通常です。SEO効果を考えるならば、これら方法がベスト。
ここに加えて、「含まれるもの」に具体的なメニューを入力すると、魅力が強調され、予約率の改善が期待できます。
また、この例では「含まれないもの」機能も使っていますね。含まれるものと含まれないもの、これらを上手く使い分け、ツアー情報を単なる情報欄ではなく、現地体験の魅力を伝えるものに変えています。
付加価値やキャンペーンを記載する
貴社独自の付加価値やキャンペーンがあれば、「含まれるもの」でPRするのも良い方法です。
付加価値やキャンペーンをアピールできる場所は、商品ページの中でも決められています。少しでも露出を増やせればお客様の印象にも残り、予約率にもポジティブな影響を与えるでしょう。
まとめ
ツアー情報の一つ、「含まれるもの」を使うメリットは主に2つ。
問い合わせ削減と予約率のアップです。
お客様が疑問に持ちそうなポイントを先回りして、「含まれるもの」で表記すれば、商品ページを閲覧中に疑問解決→予約という流れが作れます。
また、「含まれるもの」は単なる情報を記載するだけでなく、商品の魅力や付加価値、キャンペーンをそれとなく入れることができる場所でもあります。
表現方法に工夫を凝らしながら、色々なパターンをお試しください。