こちらの記事では、オンライン決済で予約できることのメリットをお客様・事業者様の視点でお伝えしました。しかし、予約後の処理でもオンライン決済だと簡単に済ませることがあるのです。今回はオンライン決済と予約のキャンセル・返金対応について解説します。

一部返金したいとき

天候不良や想定外のことが起きたときなど、商品ページでご案内していた旅程の通りに進められないことってありますよね。そんなとき、代わりになる何かをお客様にご提供できればそれも良いですが、一部催行されなかったということで代金の一部を返金することもあると思います。

また、できるだけ無い方が良いのですが、お客様にご満足いただけなかったり、クレームが入ったりした時に、一部返金という形でご納得いただくケースもあります。

一部返金が必要な場合、予約時の支払方法にかかわらずNutmeg管理画面から金額調整を行っていただきます。(調整を行わないと必要以上にオンライン予約手数料を払うことになってしまいます。)画面上の操作は「事前払い」に金額を入力するか「現地払い」に入力するかの違いだけですが、事前払いと現地払いによる対応には他にも大きな差があります。

金額調整画面:事前払いの返金(赤)、現地払いの返金(青)

現地払いの予約の場合

金額調整の登録だけではなく、実際にお客様に返金する必要があります。
お客様がその場にいれば直接現金で対応もできますが、すでにお客様が帰った後だと、返金のために振り込み先等の確認・実際の返金手続きなど、いろいろやることがあります。

事前払いの予約の場合

事前払いのオンライン決済で申し込まれている予約であれば、金額調整で「事前払い」として返金する金額を入力するだけで、あとは自動で申込時に利用されたクレジットカードに返金されます。金額調整の操作を行うだけで返金処理まで行うことができ、他の作業は発生しないので簡単ですね。

オンライン決済の予約で金額調整を行うと、お客様へメールも送られます。メールの請求明細には調整した金額もお知らせしています。

サンプル:料金調整後に送信されるメールにて返金金額を表示

キャンセル料が発生するとき

確定していた予約があいにくキャンセルになってしまった時、タイミングによってはキャンセル料が発生します。商品に設定されているキャンセルポリシーは予約をお知らせするメールにも記載されています。

サンプル:予約メールに記載されるキャンセルポリシー

商品ごとにキャンセルポリシーはあっても、事業者様が実際に管理画面からキャンセルを行う時は、その都度、キャンセル料を入力してもらうことになっています。

サンプル:予約をキャンセルする時に毎回キャンセル料を入力

事前払いでも現地払いでも予約をキャンセルする操作は同じで、入力する内容も変わらないです。キャンセル料が発生する時は「固定額」または「パーセント」で請求する金額を入力していただきます。

現地払いだと、キャンセル処理の後に、実際にお客様からキャンセル料をいただくための手続きが別途必要になります。

オンライン決済の予約であれば、予約が申し込まれた時に一度決済済みなので、決済された金額からキャンセル料を引いた額をお客様に返金する、ということが自動で行われます。
例えば、10,000円の予約を事前決済で申し込み、2,000円のキャンセル料が発生した場合、お客様には8,000円が返金されます。
キャンセル時にキャンセル料を支払ってもらうのではなく、余剰分を返すことになるので、「キャンセル料を払ってもらえない」ということにはならないのです

ホテル予約のキャンセル料とオンライン決済

以前、ホテル・旅館の予約サイトに携わっていた時、キャンセル料を払ってもらえない、という問題をよく聞きました。当時は今ほどオンライン決済が主流になっていなかったので、現地払いでホテルを予約するお客様が多かったです。予約がキャンセルされた時、お客様に連絡して、請求書を送って…と対応してもキャセル料を払ってもらえないことが少なく無かったそうです。
それがオンラインで事前に決済済みであれば、キャンセル料が取れないケースが激減することがわかると、オンライン決済を導入する宿泊施設が多かったです。

追加で課金したいとき

現地での体験中に何かオプションを追加した時などにもオンライン決済をご利用いただけます。
これはオンライン決済で申し込まれた予約に限るのですが、各予約の金額調整で課金を登録する時、クレジットカード情報の入力欄が表示されます。お客様に直接ご入力いただくか、お客様からいただいたカード情報を入力することで追加課金もオンライン決済で済ますことができます。
画面はスマートフォンでの表示にも対応しているので、ツアーやアクティビティの現地で支払手続きも完了できると簡単ですね!

オンライン決済で追加課金

まとめ

いかがでしたでしょうか?
入金・請求などの事務手続きはやっぱり時間も手間もかかってしまいます。事後処理も簡単に済ますことができ、キャンセル料もきちんと入金されるオンライン決済はやっぱり便利ですよね。設定画面でチェックを入れるだけで簡単にオンライン決済を導入できるので、是非お試しください!
オンライン決済の設定方法