ホームページ・SNS・予約サイト・ブログ、さまざまな形で情報を発信できるようになりました。各メディアごとに向き・不向き、メリット・デメリット等ありますが、事業者様の「顔」となるホームページの役割・掲載内容について考えてみたいと思います。

ホームページと予約サイト

Nutmegで開設できる予約サイトでは、事業者様が提供する商品を掲載し、お客様からの予約を受け付けることができます。ただ、これを「ホームページ」として紹介することはちょっと難しいですよね。それはなぜでしょう？

ホームページの役割を今一度振り返ってみましょう。

ホームページへの訪問者

例えば「沖縄　ダイビング」で検索して直接、OTAなどの予約サイトのダイビング商品ページにいくお客様は多くいらっしゃいます。商品ページには商品のことしか書かれていないので、「どんなスタッフがいるのかな？」とか「ダイビングショップの評判はどうだろう？」と、今度はショップ名で検索してホームページを見に行きます。
このような場合、訪問者が知りたいことは特定の商品情報ではなく事業者様のことですね。

また、新たな代理店など、取引先の開拓する場合など、会社案内のパンフレットなども1つのツールになりますが、それだけで全てをお伝えすることも難しいので、会社の「顔」としてホームページがあればより詳しく見てもらうことができます。

提供されている商品について知りたい人も当然来訪しますが、「会社」に興味がある人もホームページに訪れます。予約サイトだけではこのような訪問者が欲している情報は残念ながら足りませんね。

ホームページに必要な情報

ツアーやアクティビティなどの参加を検討しているお客様が事業者様のホームページを見に来ることもありますし、新たな取引先を獲得する際の会社案内としてホームページを使うこともできます。いろんな人が訪れるホームページですが、どんな情報を載せていますか？もちろん、事業者様のものなので、何を載せても良いのですが、お客様のためになるような内容になっていますか？

提供されている商品に関する説明以外にも、予約サイトで予約しようとしているお客様や、実際に参加されるお客様にとって、次のようなページがまとまっていると良いですよ。

会社概要

「会社概要」といってもただ、社名・住所・電話番号などを羅列するだけではありません。事実を端的に書かれているだけでは、ページを見に来た人たちにちょっと残念な思いをさせてしまいます。当然、社名・住所などは載せるべき情報ですが、他にも以下に挙げるようなことを載せておくと、訪問者にもっと興味を持っていただけると思います。
もちろん、中は当てはまらないものもあるかもしれませんし、他にも記載できることは色々あるので、参考程度にしてくださいね。
また、全てを1つのページに載せる必要もないので、それぞれ個別のページを用意しても良いでしょう。

ストーリー・メッセージ

会社の成り立ち、なぜお客様をお迎えしツアーやアクティビティなどを催行しているのか、会社のモットー・大事にしていること、など。特定の商品に関することではなく、運営されている事業についてお伝えしたいことがあるはずなので、端的に「概要」を伝えるページではなく、「会社案内」ページとして訪問者に自己紹介しましょう。
ただ、あまり長いと読んでもらえなくなってしまう可能性もあるので、ボリュームには注意してくださいね。

人間味・人感

ドライバーやガイドの紹介は会社概要とはちょっとズレてしまうので別ページの方が良いですが、日々どんな思いでお客様をお迎えしているのかをお伝えしたり、これまでにお客様からいただいたコメントなど載せてみるのも良いと思います。
ツアーやアクティビティなどの現地体験では実際にお客様に会って、話して、体験を提供します。お客様からすると、少しの情報だけだったとしても人となりが分かると気持ちが違いますよね。

事実をアピール

「創業〇〇年の歴史」「〇〇年間無事故」「◯◯賞を受賞」「本やテレビなどのメディアで紹介された」など、アピールできる事があればこれを載せておくこともオススメします。提携している代理店・OTAなどを載せても良いでしょう。
お客様からのコメントにも同じことが言えるのですが、客観的に評価されるポイントが明確に伝わると、安心感にもつながりますよね。

FAQ – よくあるお問合せ

特定の商品についてのことであれば商品の紹介文や詳細情報を使って、お客様の疑問が残らないような説明を記載しておきましょう。
そうではなく、以下のようなもっと一般的な質問、過去に実際にあったお問合せなど、お客様が感じるであろう不安を解消できるようにまとまっていると良いですね。事業者様に直接届くお客様からのお問合せを減らすことにもつながりますよ。

  • 帰りの送迎バスには乗らず、現地で解散できますか？
  • 泳げなくても参加できますか？
  • 6歳以下の子供も参加できますか？
  • ◯◯とは何ですか？

コロナ対策

長引くコロナ禍で、多くの企業が苦しい状況にあるなかで、ワクチン接種が早く進み、状況が良い方向に向かうことを祈るばかりです。しかし、ワクチンが広まってもしばらくはマスクを着用したり、ある程度の制限・対策は引き続き必要になるとも言われています。

そのため、どのようなコロナ対策がとられているかを伝えて、安心して参加できるようにしておきましょう。

例えば、スタッフの検温、人が出入りする場所や車両・貸出機器の消毒の徹底、グループサイズの縮小など事業者様にて対応していること、また、参加前の体温チェック、マスク着用のお願いなどお客様にお願いしていることなど、行われている対策はきちんとお客様にお伝えしておくと良いでしょう。

まとめ

さまざまな用途で使われるホームページではサイト訪問者の知りたい事をわかりやすく表示する必要があります。お客様にとって有益になる情報、予約に繋げられるような情報、色々載せることができるので、きちんと整理しておきましょう。
また、過去に作ったものをそのままでアップデートされていない。。。ということにならないように、定期的に内容も見直してくださいね。